こんにちは
子育て母ちゃんです。
先日娘がジアノッティ症候群になりまして。
ジアノッティ症候群!?
なにそれ。
と思いますよね。
私も全然知らなくて。
子供の病気って、なってみないと知らないことが多いですよね。
今日は、そんなお話。
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娘の体に突然発疹が!!痒がる!ジアノッティ症候群?なにそれ!
2/4 のことです。
我が家の子供たちはみんな乾燥肌のため、風呂上がりは必ずヒルドイドを塗るんです。
娘にぬりぬり…していたら、あれ、なんかポチポチしてるね??
と思ったのですが、その日は気のせいかな〜掻いちゃったかな?くらいで済ませていました。
そしたら翌日。
やたらに搔き出したんですね。
よく見てみたら、全身にものすごい発疹!!
掻いたのでかさぶたが。。。
肘から腕の外側にかけて
膝や、太ももの外側
ここが一番ひどかった、ふくらはぎの外側。
これは尋常じゃないわと皮膚科の先生に見ていただいたら、
ジアノッティ症候群じゃないかと。
ジアノッティ症候群…。
聞いたこともない。
ということで、調べてみました。
ジアノッティ症候群ってなに!?B型肝炎ウィルスとどう関係があるの?
調べてみたところ(難解です)、
ジアノッティ症候群と、B型肝炎ウィルスによって引き起こされるジアノッティ病とは
どうやら違うことがわかりました。
(引用:http://ezo-cl.jp/symptom/2184/)
ジアノッティ病とジアノッティ症候群(Gianotti-Crosti症候群)
B型肝炎ウイルスの初感染で生じる病態をジアノッティ病(Gianotti病)、B型肝炎以外のウイルス感染症で、Gianotti病ににた症状をジアノッティ症候群といいます。
ジアノッティ病
ジアノッティ病とは
ジアノッティ病はB型肝炎ウイルス初感染で生じる0歳から3歳くらいによく起こる病気です。
ジアノッティ病の症状は
皮膚症状:手足の先から始まり、3~4日の間に大腿、上腕、顔面へ広がっていきます。米粒大の充実性丘疹、紅斑や紫斑、膨疹なども起こります。
比較的全身症状は軽度でリンパ節を触知、肝臓腫大することもありますが、黄疸はほとんどみられません。
ジアノッティ病の検査は
肝機能はごく初期は正常ですが、約1週間でAST(GOT)、ALT(GPT)、LDH、γ-GTPなど上昇があり、正常にもどるまでに3~6か月もかかることもあります。
ジアノッティ病の治療は
対症療法および安静が必要です。キャリア化することがあるため、家族や本人の周囲の人々の抗体検査を行い、HBワクチン接種を行ったほうがよい時もあります。HBeAg陽性の場合は、入院させ、インターフェロン、抗HBsヒト免疫グロブリン等の治療が必要となる事もあります。
ジアノッティ症候群(Gianotti-Crosti症候群)
ジアノッティ症候群とは
B型肝炎以外のウイルス感染症で、Gianotti病ににた症状をジアノッティ症候群といいます。1~2歳に多くEpstein-Barrウイルス、サイトメガロウイルス、Cox-16などのほかに、HAV、HCV、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルス、エコーウイルス7、9、ロタウイルスや、3種混合ワクチンやインフルエンザワクチン接種後に発症した例もあります。
ジアノッティ症候群の症状は
皮膚症状:症候群のほうが、そう痒が強く、Koebner現象という掻いた後に皮疹がみられることが起こりやすいです。点状ないし米粒大の紅色小丘疹、紅斑、小水疱、紫斑が混在することもあります。ジアノッティ病と童謡に手足の先から始まり、左右対称に広がっていきます。顔の頬やお尻に紅色小丘疹ができます。
全身症状:症候群ではかぜ様症状がでて発疹とほぼ同時期に熱発、全身リンパ節が腫れます。肝機能異常はジアノッティ病ほどは起こらす肝臓も腫れません。
蕁麻疹、多形紅斑、伝染性紅斑、疥癬などとの鑑別が大切です。
ジアノッティ症候群の検査は
ウイルス感染症にみられる所見として、白血球数の一過性の減少、分画では単核球・リンパ球の増多、血小板数の減少、CRPの軽度上昇などがみられます。
ジアノッティ症候群の治療は
原因ウイルスの検索は難しく、ウイルスごとに治療法が異なるわけではないので、かゆみがひどければ抗ヒスタミン剤を服用させ、皮膚症状やそう痒が顕著な例ではステロイド外用薬を用いる場合もあります。
ほほう…つまり、超簡単に言うと、
ウイルスによる中毒疹みたいなもんですね!!
でもこれ、B型肝炎による中毒疹(ジアノッティ病)なのか、
それ以外のウィルスによる中毒疹(ジアノッティ症候群)なのかがその時点ではわからないのが怖い。
実は我が家は次男はB型肝炎の予防接種はしていたのですが、長男と娘はしていなかったんです。
本当に焦りました。
ジアノッティ症候群の方だと風邪っぽい症状からなるようなことも言われていたけど、
娘は別に風邪っぽくもなかったし。
B型肝炎は今は保育園での経路不明の集団感染とかも報告されているので早めにやらないと!とは思っていたんですが。
キャリアになってしまったらどうしよう。どうしようどうしようと不安でいっぱい。
ダメですね、こういう時に焦っても。本当に反省しました。
でもここでどうこう言ってもしょうがないので、後日血液検査はすることになりました。
痒がるので、抗ヒスタミン薬と、ステロイドの塗り薬を使うことに。
ジアノッティ症候群、発症から14日目の皮膚の経過
これは2/19の時の写真です。
腕や太ももなんかの表面に出ていた丘疹は割と早く消えて行きましたが、
肘や膝のボコボコはなかなか治りません。
痒がるのも相変わらずで、毎日ステロイドを塗っていました。
主にロコイド軟膏、もしくはエクラー軟膏(痒みがひどい時)
内服はあまり使いませんでした。
これ綺麗に治るのかなあ…と心配になっていました。
ジアノッティ症候群、発症から1ヶ月後の皮膚の経過
3/5 1ヶ月後の写真です。
ボコボコはかなり改善され、痒みの訴えもほぼほぼなくなっていました。
でもまだちょっとあとが残ってる感じですね。
ステロイドはほとんど使わなくなりました。
ジアノッティ症候群、発症から2ヶ月後の肌の経過…跡には残らなさそう!
4/9 発症から2ヶ月。
かなり綺麗になりました。
今は5月。
今ではほとんど目立ちません。跡に残るような感じではなさそうで、
本当にホッとしています!!!
女の子だしね。やっぱりお肌は気になるところです。
ところで、ジアノッティ病だったのか、それとも症候群だったのか?B型肝炎ウィルスだったの?血液検査!!
ところで、中毒疹というのは、もうそれ自体に対する治療というものはないので
痒みを抑えるくらいの対症療法しかないわけですが。
今回の場合はB型肝炎ウィルスによるものなのか、それとも違ったのか。
本当に祈るような気持ちで、血液検査を受けてきました。
これまた本当に採血するのが大変で…。。。
大人みたいに注射器ですっととるのかと思ったら針をさしてそこから搾り取るような感じなんですね。
娘が泣いて暴れて、抑えつけるこちらももう大変。汗だく。
泣き叫ぶ娘を見ながら、
「B型肝炎の予防接種しておけばよかった!!!」
と本当に思いました。
結果はB型肝炎ウィルスは陰性。
陰性だったからと言って断言はできないけれど、痒みが強かったこともあるのでおそらくは他のウィルスによる中毒疹じゃないかな?ということで今回は多分ジアノッティ症候群ということのようです。
その後すぐに予防接種に長男も娘も連れて行ったことはいうまでもありません。
まとめ:ジアノッティ症候群に子供がかかって思ったこと
・B型肝炎の予防接種をしておけばよかった!!!
とにかく、ここがものすごく思ったことです。
もしもキャリアになってしまったら。
そう思うと本当にゾッとしました。
もしまだお子さんたちにB型肝炎の予防接種を受けさせていない方がいたら、受けた方がやっぱりいいと思います。
私が小さい頃はB型肝炎は母子感染か血液感染と言われていたんですが、今は経路不明の感染が多いみたいなので…
・保育機関の理解を得るのも大事!
見た目が割とすごいので、「移るんじゃない?」と思われそうな疾病だと思います。
我が家は幼稚園の先生に、「移りません」ということをお話しして安心していただいたのですが、心の中で移らないからいいよね、ではなくて保育機関の先生にもお話ししておくといいと思いました。
しかしまあ、子供の病気ってほんっとにいろいろですよね。
病気にかかるたびに経験値が上がるわ…。。
うちの子供たちは基本的に肌は弱いけど体は強いので感染系は得意ではないので、
熱が出たりするたびにビクビクビックルです。
我が家は実はロタ・ノロに代表されるような胃腸ものは未経験!!!
胃腸風邪すらやったことないんです。
想像するだに恐ろしい。このまま未経験のまま暮らしたいです。(希望)
ということで、我が家のジアノッティ騒動でした。
この記事が誰かのお役に立てますように。
それではまた!シーユー!!