こんにちは
子育て母ちゃんです。
帝王切開シリーズ、2回目はVBACトライシリーズです。①はこちら。
mayukonokosodate.hatenablog.com
VBACしたい理由:ただ、普通に産んでみたい!
VBACできる病院を探すにあたって、まずは普段見てもらっている産院では
絶対にできないので、転院することを考えなくてはいけません。
それにはやっぱり理由と、家族の納得が必要でした。
理由は簡単です。シンプル。
女性に生まれたからには体の機能を使って普通に産みたい
多分、VBACを希望する妊婦さんの90%以上に共通する気持ちだと思います。
でもこれって、日本人ならではなのかなあとも思いますね。
海外だと帝王切開を初めから希望する妊婦さんも多いらしいし。
日本はやっぱり出産シーンといえば陣痛で苦しんで、(立ち会って)、生まれて、涙を流す…みたいなのが王道ですよね。
いわば刷込みみたいなもんで。
私もいつかああやって赤ちゃんを産むんだ、と思って育つ女子がほとんどなのではないでしょうか。
そして私も御多分に洩れず、そのタイプでした。
人生に何度もあることではないのだし、陣痛を経験して、下から産みたい。
生まれたばかりの赤ちゃんに最初に触りたい、カンガルーケアしたい。
その気持ちを全く分からない、とバッサリ否定できる女性がいるでしょうか。
そしてもう一つは、これは上の理由よりは弱いですが、帝王切開と経腟分娩に
差はあるのかということを私は知りたかった。
帝王切開後の心の傷…帝王切開って楽してる?
帝王切開で出産した後、上記のような刷り込み効果もあってか、
「自然に産めなかった自分の出産」を悔しく思うことも勿論でしたが、
周りの人々の言葉にも傷付けられました。
帝王切開で産んだんだよ、と出産経験者の友人たちと話していたら、
「帝王切開〜?えー!いいなあ、超楽したね!」
「陣痛私は48時間もかかってさ…死ぬかと思ったよ」
「絶対次は切ってもらうんだ!」
などの言葉がグサグサと刺さります。
「まあ帝王切開も痛いけどね…術後もしばらく動けないし…。」といったところで、
陣痛を乗り越えて経腟分娩した!という誇りを持った友人たちの耳には届かず。
「いやあ、絶対帝王切開の方が楽だって!!!」
と言われる始末。
しまいには、街で出会ったおばあちゃんにも、
「あら〜帝王切開?いいわね〜楽に産めて!私の時なんてね…」
と言われるという。
本当に帝王切開は経腟分娩よりも楽なのか。ああ言い放つ人たちはどんな根拠でそういうのか。悲しさと悔しさが入り混じった気持ちでしばらく過ごしたのでした。
(ま、ホルモンの仕業もあります。ほほほ。)
VBACしたい…夫との話し合い。
夫に話をしたところ、夫も自分で色々と調べてくれて
「信用に足る先生であればいいんじゃないか。」
「まずは最初に選べる環境を準備して、それからVBACか帝王切開かを選ぼう」
と言ってくれました。
これは夫と私の得意技、というか私たちの癖なのですが、いつもAプランとBプランを
用意しておくのです。今回も、選べるプランを自分たちで用意しておこうよ、という話でまとまりました。
何せ、まだ妊娠初期。妊娠が継続できるかもわからないのです。
妊娠が継続できたからといって、逆子では不可能だし、その時の状況にもよるわけで。
でもまずは環境整備。病院探しを始めました。
真っ向から、
「そんな風にリスクを冒してまでVBACするなんて!」
と頭ごなしに否定しないでいてくれて本当に夫には感謝しています。
いい夫だな…。
私の家族には、環境が整ってから話すということになりました。
VBACできる病院探し!
VBACできる病院はそうそうあるわけではなく。
私の住む地域にはいくつかあったのですが、その中で私と夫が重視したのは、
・すぐに帝王切開できる環境が整っている
・NICUがある
・麻酔医が常駐している
ということでした。
私の住む地域で、小さなクリニックのようなところでもVBACした!という
情報もありましたが、やはりそれは怖すぎる。
それに、前回の帝王切開で感じた小さなクリニックでの帝王切開の恐怖が
忘れられなかったということもありました。
(もちろん、小さなクリニックでも帝王切開の経験件数が十分で安心というところもあると思いますが、私が前回えらんだクリニックは自然分娩を推奨していたこともあったし、実際の手術件数がどのくらいなのかが定かではなかったので。)
前にえらんだクリニックは、自然分娩、母乳育児であることと、個室であること、
ご飯が美味しいことなどが決め手だったのですが、もう今回は帝王切開になったのだとしてもとにかく安心して手術が受けられるところにしたいと考えるようになりました。
mixiでの情報収集、そして実際にVBACをされた方とのメッセージのやり取りをしながら選んだ病院は総合病院で、麻酔医がどの時間帯にも常駐しているところになりました。もちろん、ご飯は病院食。お祝い膳も出ないところ。
お祝い膳も、今考えてみたら本当に大したことではないのだと思います。
いざ、VBAC目指して、受診!!
確かまだ妊娠4週か5週、心拍も確認できていない時期に受診をしたような記憶があります。その病院はかなり早い段階で分娩予約を閉め切ってしまうので、急いで行ったのだと思います。。
内診をして、胎嚢を確認。
先生に、
「前回は帝王切開だったんですけど…」
というと、
「うん、で、下から産みたいの?」
とさらっと聞かれました。
「…そ、そうですね。。。もし可能なら…でも安全に産めないのなら
そこまでしなくてもいいんです。。。」
というと、
「そうね〜僕が前回切ってるわけじゃないからねえ。でもまあ、様子を見て、
できそうならVBACにしましょう。」
「まあ、まずは妊娠を継続することっと。」
カチカチとカルテに書き込んでいく先生。
『経過次第でVBAC』
と書き込まれていきます。
「あ、あのう、VBACって危ないとか言いますけど…」
「えーとね、危ないです。アッハハ。
でも本当に危ない時はやらないですから。」
そんな感じでちょっと煙に巻かれたような感じで、最初の受診は終わりました。
お腹が大きくなりすぎないうちに様子を見ましょうとのことで、
まずは今のクリニックで30週くらいまでは受診をすること、32週以降は
この総合病院へ転院することが決まりました。
続きはまた!
シーユー!!!